【設備】キッチン:サンワカンパニー・グラッド45 その1
こんにちは、おろしです。
今日はやっとの思いで採用を決めた『サンワカンパニーのキッチン、グラッド45』について、少し掘り下げてみようと思います。
サンワカンパニーって?
まずサンワカンパニーという会社ですが、ご承知の方も多いでしょうし、過去このブログで触れたこともありますが、住宅設備メーカーとしては数少ない『ワンプライス』で商売されています。
これは工務店であろうが、施主個人で発注しようが、同じ価格で販売するということです。
住宅設備で、この販売方式をとっているところは少ないですが決して無くはないのですが、そういうブランドは割りと高級なメーカーさんが多いと思います。
サンワカンパニーの素晴らしいところは、なんといっても『安い』ということでしょう。
なので、施主支給として使われる方も多く、ローコストでオシャレなものを探している方にはピッタリのメーカーだと思います。
ただし、誰が買っても同じ価格ということのデメリット、というか難しさもあるようです。
通常工務店は、設備や建材をメーカーから仕入れる際に、そのそれぞれの商品から利益を得るようになっています。
例えば定価200万円のキッチンの採用を決めたとします。工務店はそのキッチンを100万円で仕入れ、施主への請求は120万円。
つまりは20万円を工務店の利益とするということです。(金額はあくまで例えです)
サンワカンパニーの商品を採用することは、工務店としては利益がでないので、嫌がることが少なくないらしいです。
嫌がらなくても取り付け費を多くとったり、ひょっとしたら施主の知らない部分で全体の金額に反映させてたりするかもしれません。
特に水回りの商品は『保証が効かない』などの理由を付けて断ることも多いようですね。
施主支給のミカタ
家建てブログを見ている人にこんな説明してもアレですが、一応。
施主支給とは、『施主自身が建築資材の購入、手配などを行い、施工会社に取り付けを依頼すること』です。
どんな場合が考えられるかと言うと、希望するメーカーや商品が、施工会社で取引がなくて手配できないとか、或いは手配はできるけど、自身で手配した方が圧倒的に安いとかですね。
そして施工会社が施主支給に理解があるかどうかが非常に重要です。
契約してからそんな話になって、断られても仕方ないことですので、家を建てる計画のある方は契約前に確認しておきたいところですね。
ちなみに『安くなるはずだ』と安易に考えて施主支給を計画する方も多くいらっしゃるようですが、余程上手に、計画的に、手間隙掛けてやらなければ、大きく『得』することはないと思います。
簡単に取り付けられるもの、例えばタオルハンガーとか、照明とか。大きくても洗面ボウルとかに限定した方が良いかと思います。
支給して、モノは安く手に入ったけど、結局取り付け工賃を取られて高くなったなんて話も少なくないようです。
労力ばかりを使って、結局高くなったら浮かばれませんよねー。
なので、サンワカンパニーがいくらローコスト建築資材メーカーだと言っても、『安くするため』だけに支給するのは、ボクはオススメしません。
サンワカンパニーの本当の魅力は価格だけでなく、『商品のデザインが良くて、オリジナリティがあって、且つ価格が安い』ということです。
つまりサンワカンパニーの商品でなければ困るということを施工会社に対してきちんと理解してもらうことが大切です。
施主指定
そうは言っても、色々自分でカタログ見て、ショールーム行って、見積りだして、モノを手配して、支払まで済ませる。
なかなかそこまでは、忙しくてできないとか、自分には敷居が高いとかって人もいるかと思います。
そんな時は『施主指定』という方法もあります。
聞き慣れない言葉だと思いますが、簡単に言うと、モノだけ施主が決めて、あとのことは施工会社でやっといてねーってことです。
フツーじゃん。
って思うでしょうけど、前述したように基本的に施工会社は普段から取引しているメーカーさんでしか対応しないのです。
ところがサンワカンパニーでは、誰にでも同じ価格で商品を提供しており、個人だろうが業者であろうが、過去に取引があろうが無かろうが、誰にでも購入することができるのです。
ボクの建てるホームランディックでは、施主支給ではなく、建築士のキョンちゃんが積極的に提案してくれるので、ボクが手配する必要もなく、この施主指定という方法にしているので非常に助かっています。
施主支給は手配のタイミングが遅れると工期に影響が出るので、工務店とのコミュニケーションや、施主自身の綿密な納期管理など、大変なことも多いのですねー。
あれ?本題のキッチンは?
さてさて本題のキッチンですが、サンワカンパニーではいくつかの種類のシステムキッチンを販売しています。
最上位のエレバートEXでさえ、キャビネットのみの価格ですが、538,000円からというリーズナブルさです。
かっこえーですよね。
サンワカンパニーには、『WEB見積りシステム』がありまして、キャビネットの種類や、サイズを選んで、付帯の設備機器を選択していけば、実際に支払う費用がすぐに分かるので、この辺も非常にありがたいですね。
WEB見積りシステム↓
普通の住設メーカーだと、ショールーム行って、見積り依頼して、工務店に見積りが来るのを待って・・
ボク自身そーゆー流れでたくさんのメーカーを何回も回ったので、こーゆーシステムは非常に助かりました。
ボクの採用したキッチン、グラッド45はオールステンレスなんですが、いわゆる大手住設メーカーのものよりは相当安く収まります。
一番安い、ウォール型(壁付け)で305,000円からというびっくり価格です。
それでも、付帯設備をそれなりのものにしていけば、モチロンそれなりのお値段にはなります。
付帯設備としては、主に水洗、コンロ、レンジフード、食洗機ですね。
コレらを良いものにしていけば、どんどん値段は釣り上がっていきます。
でも、キッチン本体が安い分、それらに投資を回せるというメリットもるわけです。
ただし、グラッド45では食洗機は結構限られる、とゆーか海外食洗機と国内でも深型タイプには対応できないので、それらを使いたい場合は他の道を探ったほうが良いでしょう。
それでもサンワカンパニーのキッチンは、他社に比べて非常に柔軟な対応ができます。
サンワカンパニーで選べる水洗、コンロ、レンジフードなどにお目当てがない場合は、無理してそこで買う必要はないのです。
『コンロは無しでいーです。』
そんなことはなかなか大手のキッチンメーカーでは通じないんですねー。
んにょー。
以外と長くなったので2回に分けますです。
引き続きよろしくですー。